Everythaaangs Corrupt in AmeriKKKa
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
あっ、あけましておめでとうございます、ファントムです
平成最後の2019、皆さん張り切っていきましょう。
さて、新年1発目のアルバムはこちらです
Ice Cubeといえば、最近は若手のラッパーを評価したりと完全に大御所感出しまくりのくせに曲を出さない老害と化していました。そんなアイス・キューブが何年ぶりか知らんけどアルバム出しました。
タイトルはなんと『Everythangs Corrupt』です。オフェンシブ。ウェッサイらしくeverythangとか言ってます。果たしてどんなアルバムに仕上がっているのか………… どうせジジイの戯言だろ?と思っていた時期が私にもありました
このアルバム聴くと、改めてアイス・キューブヤバいな、となります。N.W.A.脱退後1人でN.W.A.と渡り合っていただけのことはあります。ヤバい。
というのも、このアルバム、本当に色んなジャンルが含まれていて、それぞれにメッセージ込めつつラップ界に殴り込みをかけてます。若手がヤリまくりのトラップから、古き良きG-Funkサウンドまでなんでもありです。しかもラップがアホかってくらい上手いので周りをぶち殺してます。流石、元祖ウェストコースト
一曲目『Arrest the President』からいきなりコンシャス度MAXで、アルバムタイトル『Everythangs Corrupt』にある通り、「Corrupt」から想像できる1番最初のやつが一番最初にきてます。そこからウェストコーストらしい派手なビートに乗っかってメッセージを届けています。トランプ、どうなるんですかね……?まあこの話題はやめよう
アルバムが進行するにつれて、メッセージの内容が変わってきます。度々言及してますが、最近の若手はドラッグを良いものとして描いていることがほとんどです。元々アイス・キューブはドラッグの話を曲中でやることが多々あったんですが、その理由は「その状況を変えたいから」であり、今の若手のような「ただ楽しいから」と言ったような軽いノリではありません。やはりジェイ・コールと同じく、トラップのビートにこのメッセージを乗せることで、自らのラップスキルを示しながら、ラップ界の現状にノーを突きつけるかっこいいやつです。
ところで11曲目『The New Funkadelic』聴きましたか?改めてG-Funkかっこいいですね。しかもG-Funkのくせにめっちゃオシャレなのがいい。多分これは聴いた方が早い
そしてタイトル曲『Everythangs Corrupt』に繋がるんですが、アメリカで実際に起こった(起こっている)ことをテーマに、”everythangs corrupt” 「全部ぶっ壊れてるぜ」ということをラップします。カッケーわ
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
アイス・キューブはまだまだ盛ってます
Bye Alisha
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