Yes, Lawd!

ファントムです。挨拶が思いつかない

Anderson .Paakのニューアルバム『Oxnard』がついにリリースされましたね。シングルで出された『Bubblin’』や『’Til It’s Over』の出来も素晴らしかったので、皆さんの中でもめちゃくちゃ期待値高まっていたと思います。
これまでのアルバム『Venice』『Malibu』と同様、今回も『Oxnard』とビーチの名前で来ましたね。シングルとして事前に『Tints』『Who R U?』の2曲が先行配信されてましたが、初のドクター・ドレのレーベル「Aftermath」からのリリースということで、傘下の「Top Dawg Entertainment」からケンドリック・ラマーがフィーチャーされてます。

基本的にプロデュースはパーク本人なので、シンプルなリフレイン及びサンプルに多めのドラムとSFXという曲構成は変わってないんですが、『Who R U?』に関してはプロデュースがドクター・ドレということで、派手めなビートになってますね。カッコいい。

で、『6 Summers』オシャレだな〜〜とか思いつつ聴き進めていくわけなんですけど、次の『Saviers Road』を聴いた瞬間に僕のレーダーが反応しましたね。絶対ナインスじゃん!となり調べたらやはりナインスワンダーのビートでしたね。プリモとロイスの『To Me, To You』とかMSC『新宿2015』に使われてるエイドリアン・ヤングの『It’s Me』みたいなサウンドですね。最初これサンプルしてるのかなと思ったけど全然違った

『Mansa Musa』もドレーのプロデュースですし、『Cheers』はドレーとQ-Tipのプロデュースで、めちゃくちゃかっこいいのも納得。しかしクレジット見ててビックリしたのが、Mellっていうプロデューサーがかなり関わっているということですね。

なんとこのMell、日本人女性でして。シンセヘビーなテクノロックみたいなジャンルをやってる女性シンガーなんですが、どういう形で関わったのかまではわかりませんでした…… 

ただ、パークがドレーと契約した最初のアルバムなので、ドレー一派と一緒に音楽を作り上げるのはかなり大変だったそうです。様々なライターやプロデューサー、ミキサーなどと一緒に作っていく中で、ドレーとパークという2人の完璧主義者がいることは、時にはぶつかり合いに発展したそうです。Mellはドレー一派らしく、今回の製作で初めて一緒に曲作りをしたとインタビューで言ってました。
R&Bの要素が強いパークですが、そんなパークのフロウがうまくビートにフィットする為には相当な労力がかかったことは想像に難くありません。同時にケンドリックやコール、Snoop Doggやドレーのフロウとぶつかり合わないようにする為には、極細部までこだわらないといいものは出来ないんでしょうね。

プロデューサーとして、今回のアルバムはかなり影響を受けるでしょうし、曲作りと向き合う姿勢から自分はまだまだなんだな、と痛感させられます。


ところで、シングルとして出された『’Til It’s Over』がめちゃくちゃカッコよくてヘビロテしてます。是非聴いてください

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