J. Cole “KOD” 感想 ④ 〜kiLL edward〜

待たせたな!ファントム a.k.a. トレードマークです。本当は毎日更新したかったけど忙しかったから許してね

さて、今回はkiLL edwardという人物についてです。

J. Coleは前々回のアルバム『2014 Forest Hills Drive』及び、前回のアルバム『4 Your Eyez Only』ではフィーチャリングをせずにアルバムを製作してきました。しかし、今回の『KOD』で突然kiLL edwardという人物をフィーチャーしてきました。正直「誰やねんお前」といった感じでしたが、調べてみたら色々面白いことがわかってきたので……

実はこの曲個人的にアルバムで1番好きなんですけど、ビートめちゃくちゃカッコいいですよね。

それはさておき、”kiLL edward”という人物なんですが、正確には明かされてないながらも、「コールのオルターエゴ」説が1番有力です。実際声も似てるし、まぁはっきり言っちゃうとコールの声のピッチを下げただけなんですけど、コールは自身のもう一つの人格としてkiLL edwardを登場させることで、ドラッグなどの誘惑に負けてしまった過去の自分とか、もしくは「悪魔」そのものと対比させているのかな、と思います。その証拠に、”The Cut Off”でのkiLL edwardのバースはドラッグに関するものですし。

さらに、自分の周囲を苦しめてきた「悪魔」を表現しているとも考えられます。コールの父親の名前が”Edward”だそうで、母親に育てられたコールにとっても、1人で育てることでストレスと激務に耐えなくてはならなかった母親にとっても”Edward”は「悪魔」のような存在で、その”Edward”を殺したいという思いが”kiLL edward”となっているのかな、と。

そして、kiLL edwardは『KOD』ドロップの直前に一曲配信してます。
この曲も一見ラブソングなんですが、『KOD』のメッセージから考えるとこれもまたドラッグ中毒の歌にも聴こえてきます。


と、ここまで「kiLL edwardって誰?」というテーマで書きました。次回は『ATM』について書く予定です。よろしく

0コメント

  • 1000 / 1000